3現主義 次に 5ゲン主義
「3現主義」という言葉があります。
製造業関係の方は知っていると思いますが現場、現物、現実、の三つの「現」を取った言葉です。
一般的に、何か不具合が有ったときの解決策を考えるときなどに、とにかく、その現場へ行き、実際に現物を見て、現実を直視して考えましょう。現状をきちんと捉えましょう。会議室の中での、机上の空論ではものごとを見誤ってしまいますよ、というようなことを言っています。
さらに、「5ゲン主義」という言葉があります。「3現主義」に原理、原則を加えて、「げん」の字が違うので、今度は「ゲン」とカタカナになっています。
現状を確認したまでは良い、しかし、問題点を確認しただけでは、本当の解決策は出てきません。そのことがたまたま特異的に発生したのか、起こるべくして起きたのか、どうしていけば良いのか理論的によく考えなさいと言うことです。
そこで、一般的、根本的な原理に則ってどうあるべきか考え、基本原則(ルール、社会的背景)に沿ってどのようにしていくべきか考えます。
と、ここまでくると、これは製造現場の話に限らなくなります。普段の生活はもちろん、スカウティングも同様だと思います。
スカウティングには、色々な問題(悩み)があります。隊員が増えない、出席率が低い、技能をマスターしない、チームワークがない、etc。
会議室、たとえば団会議の場だけで悩んでいませんか?実際の集会<現場>に、団委員や他隊の指導者などが顔を出して、スカウトの顔やプログラムの実態<現物><現実>を見ていますか?会議室では何も分かりません。
次に、解決策として色々考えますが、そのとき、それはボーイスカウトの<原理><原則>、に則っているかが重要です。あまり難しく考えても大変なので、せめて、バッジシステムとパトローリングシステムは生かされているか?自発活動を導いているか?を考えます。ただ、面白おかしいだけのお祭り騒ぎイベントでは、その場限りで効力が無くなってしまいます。
「5ゲン主義」に照らして、もう一つ考えると、「逆転現象」の問題が有ります。
それは、「5ゲン主義」といっても、まず大切なのはあくまでも現状を直視することなのですが、イキナリ<原理><原則>を持ち出してしまい、「3現主義」が後回しになっている場合です。勉強家の方ほど、そういった傾向に陥りやすいようです。
確かに<原理><原則>は大切なのですが、我々がつきあっているのは生身の人間、しかも感受性の高い時期の少年少女達なのです。そして、大きな自然の中で神秘を感じ、異年齢の集団の中で社会性を学ぶ、そんな活動なのですから、本を100回読むより、偉い?人の講義を100回聴くより、<現場>の彼らと話し、遊び、キチンとぶつかっていく中にすべての解決策のヒントが有るのではないのでしょうか?
まず、 「現場、現物、現実」。次に、「原理、原則」。やっぱこれでしょ。
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